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1979年にリリースされたキャメルの7作目。英国ポップの仕事人ルパート・ハインをプロデューサーに迎えた本作は、リチャード・シンクレアとメル・コリンズの代わりにコリン・バス(b)とキット・ワトキンス(key)が参加して5人編成となり、前作同様にメロディアスな曲が並んだポップ作品となっている。シンセ・ソロが鮮やかな1曲目「ウェイト」、メルが友情参加した2曲目「奇妙な愛」、キットがハッピー・ザ・マン時代に書いた3曲目「アイ・オブ・ザ・ストーム」、フィル・コリンズがパーカッションで参加した6曲目「ヒム・トゥ・ハー」、テクノ・ポップ感覚を取り入れシングル・カットもされた8曲目「リモート・ロマンス」など聴きどころが満載。何といっても極めつけはラスト9曲目「アイス」。イントロにフォーレの“パヴァーヌ”を引用し、ギター・ソロは美しさの極致で、まさにプログレ界屈指の名曲といえる。尚、本品は英国初回盤LPを再現した紙ジャケット仕様、シリアル・ナンバー入りレーベルカード封入、日本初回盤LPの帯を復刻して2009年に発売された限定盤。非常に素晴らしい価値ある紙ジャケ作品だ。